はじめまして! ボイストレーナーの弓美子です。
ご覧いただきありがとうございます(^ ^)
ボイス/ボーカルトレーニングの個人教室として、趣味の方から声を扱う職業の方まで沢山の皆様に通って頂き、おかげさまで17年目を迎えることができました。
そして2024年5月、さらに多くの皆様のお悩みにお応えするべく、新しいメニューを加えて
【STUDIO YMK ボイストレーニングサロン】
として新たに生まれ変わりました!
今までの西新宿エリアから心機一転、高円寺・中野エリアでのNew Openです。
まずメインメニューは従来通り、こちらの2つです。
◎ボイストレーニング
生まれた時から何気なく自然に発してきた「声」。その発声の仕方やクセは、人それぞれ全く異なった独自の進化を遂げています。そのため必要なトレーニングも人によって違うのです。
「今その人に必要なことは何か」をその日のコンディションによって変えていく「個別の専用メニュー」を作成し、"論理的な説明" と "例えやイメージ" をどちらも併用しながら、その人がより分かりやすいと感じる方法でアプローチしていきます。
もちろん丁寧に発声の基礎から始めますので、初心者の方もどうぞご安心くださいね。
また、病院等でボイストレーニングを勧められた方も是非一度ご相談ください。
◎ボーカルトレーニング
歌唱レッスンでは "もっとラクに自由に歌えるようになるコツ" や "より魅力的に聴かせるテクニック" などを、その方が歌いたい曲を使って楽しく確実にレベルアップさせていきます。
喉に負担をかけない高音の出し方、ピッチ、リズム、表現力などはもちろん、歌えてはいるけれど何となくノッペリとつまらない歌になってしまう方、
なかなか自分自身では気づけない「歌や音楽に総合する様々なこと」を、トレーナー目線とプレーヤー目線、その両方からお伝えしていきます。
歌に関して何か悩んでいることがある方は、是非一度レッスンを受けてみてくださいね。
そして今回から新しく加わったのが、こちらの2つです。
◎ ボイトレセラピー
◎ 話し声/話し方
このお仕事に携わって様々な方とお会いしていくうち、「声はその人の心や身体の状態を表している」と感じるようになりました。
「声を発する」ということは「自身の心を表して相手の心に届ける」という、とても素敵な「心の伝達方法」だと思います。
ですが、そんな普段あたりまえに発している「心を届けるための "声"」というものに、出しづらさを感じている方が近年増えてきているように思うのです。
その原因の多くは、やはりストレスです。
言いたいことを言えずに我慢している方の、なんと多いことでしょう。
また、過去のトラウマを無意識で抱えていらっしゃる方も多いです。
そういった「心の声の悲鳴」が、いつしか「実際の声の出しづらさ(SOS)」に繋がってしまっているようにも思います。
そしてもう一つ、加齢と共に声が出しづらくなっていくことも事実です。
若い頃に比べて音域が狭くなった、声がかすれる、大きく出せないと仰る方は男女問わずとても多いです。
個人差はありますが、人と話す機会が減ったり喉の筋肉が衰えたりすることで、声はどんどん出しにくくなっていきます。
声の出し方を見直し、トレーニングすることで声の響きが変わったり、呼吸を整えることで心が解放されて、毎日がちょっと楽しくなれるようなお手伝いが出来たら‥‥
そんな気持ちが次第に強くなり、通常のボイス/ボーカルトレーニングに加えて、この2つのメニューを仲間入りさせました。
内容を特化させたことで、より多くの皆さんのお悩みに応えていけたらと思います。
それぞれの詳細は、メニューよりご覧くださいませ♪
さて、ここから先は少し深くお話をさせてください。
マンツーマンレッスンの場合、一人一人としっかり向き合うことが出来るため、より深く相手の声を見ることができます。
え、声が見える‥?? そう、聴こえるのではなく、見えるんですね。
身体の何処の部位を共鳴させているか、詰まっているのは何処か、息の量や流れはどうか、筋肉の緊張度合い、喉の開き具合、舌や下顎の力みはどうか、声帯や声帯付近の筋肉の動きはどうか、声のハリ、柔らかさ、話し方、その日のコンディション‥‥ じつに様々な情報が、その人の声から見えてくるんです。
例えるならばオーラが見えている人のように、声の波動がボワ〜っと身体の周りに見えてくる、といった感じでしょうか。
そして、改善が必要だと思われる部分を中心にトレーニングしていくわけなのですが‥‥
声というのはメンタルの面とも深く関係しているため、技術的な部分のトレーニングだけでは改善が難しいことが時としてあります。
人はストレスを感じると自律神経の働きが上手くいかなくなりホルモンバランスが乱れます。すると血流が悪くなり、身体の筋肉が緊張し、呼吸も浅くなります。(この逆の順番も言えます)
無意識のうちにそういった緊張状態にあると、当然、声も出しづらくなってしまうんですね。
つまり「心」=メンタルが落ち込んでいたり、心配事や悲しみ、怒り、ストレスを抱えていたりすると → 「身体」=神経や筋肉が緊張状態にあるので → 「声」が出しづらくなる、というわけなんです。
(もちろん原因はそれだけではないので、声帯周りの様々な筋肉などのトレーニングも必要なのですが、ここでは特にメンタルに起因するお話をしています)
じつは私自身、キャパを超えたストレス、生活環境の変化、親友の他界、不眠、その他諸々、、精神的にプレッシャーのかかる出来事がいくつも重なり極度の緊張状態が続いた時期に、声が出せなくなったことがありました。
ボイストレーナーなのに、まともに歌えない。ましてや日常の話し声までもが上手く出せなくなるなんて、もう自分はダメかもしれない‥‥
そう焦れば焦るほど徐々に状態は悪化していき、音声外来、鍼灸、整体院、エネルギー治療、書籍もたくさん読み、様々な対策を試みましたが一進一退を繰り返す日々でした。
ずっと当たり前に出せていたはずの声が、どうやって出していたのかも思い出せない程になり、機能性発声障害と診断されてしまいます。トレーナーとしての知識をフル動員させて試行錯誤しましたが、それがかえって深みにハマっていくようでした。
自分にとって声が、歌が、どんなに大事なものだったかを痛切に感じ、このまま一生歌えなかったらどうしよう、話せなくなったらどうしよう、と本当に怖くて苦しかったです。
ようやく暗闇に一筋の光が見え始めた時は、本当に有り難くて、嬉しくて‥‥
そして、様々な要因が複雑に絡み合って声が徐々に出なくなっていたのだ、と分かりましたが、"決定的な原因はコレです" という一言では解決されない問題でもあった、ということも分かりました。声と心と身体は、想像する以上に密接な関わりがあるのです。
最終的には自身の力で何とか立ち直せたわけですが、正直まだ100%元通りというわけではありません。以前のように「何も考えずにどこまでも自由に歌える」という感覚では無くなってしまい、入念にウォーミングアップをして微妙な感覚を研ぎ澄まし、一抹の怖さを払拭させるようになりました。
ですので声が思うように出せない方の気持ちや、メンタル面のケアの重要性、そして身体の余分な緊張を緩めて脱力・リラックスさせることや日々のメンテナンスの重要性を、今まで以上に実体験として感じることができ、トレーナーをする上では大変貴重な修行をしたのだと、今ではそう思うことが出来ています。
そしてこの苦しんだ経験が大きなキッカケとなり、ボイトレセラピーを考案するに至ったのでした。
生きていると本当に色々なことがありますよね。
仕事、学校、恋愛、家庭の問題、対人関係、身内や親しい人との別れ、、、
時には自分の力ではどうしようもないような状況下に置かれることも起こり得ると思います。
私は、"顔で笑って心で泣いて" ではないですけど、表向きの顔では分からない、その方の深い部分にさりげなく寄り添うことの出来るトレーナーでありたい、と常々思っています。(あくまでも "さりげなく" がポイントです ^^)
ホームページの冒頭に掲げた「声が変わると、人生が変わる」は決して過言ではありません。
皆さんがそれぞれの人生のステージで自分らしく輝けますように、
ひとりでも多くの方にお会いできることを心から楽しみにしています。
2024年5月
ボイス/ボーカルトレーナー
ボイスヒーラー/セラピスト
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